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シーケンスコマンド一覧 — FINAL FANTASY VI


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シーケンスコマンド一覧
00–A7
キーオン
トラック
A8–B5
タイ
トラック
B6–C3
休符
トラック
C4 xx
音量設定(Volume)
トラック
C5 xx yy
音量変化(Volume)
トラック
C6 xx
パン設定
トラック
C7 xx yy
パン変化
トラック
C8 xx yy
ピッチスライド
トラック
C9 xx yy zz
ビブラート設定
トラック
CA
ビブラート解除
トラック
CB xx yy zz
トレモロ設定
トラック
CC
トレモロ解除
トラック
CD xx yy
オートパン設定
トラック
CE
オートパン解除
トラック
CF xx
ノイズクロック設定
全体
D0
ノイズ オン
トラック ノイズクロックは全体
D1
ノイズ オフ
トラック ノイズクロックは全体
D2
ピッチモジュレーション オン
トラック
D3
ピッチモジュレーション オフ
トラック
D4
エコー オン
トラック
D5
エコー オフ
トラック
D6 xx
オクターブ設定
トラック
D7
オクターブ + 1
トラック
D8
オクターブ - 1
トラック
D9 xx
キートランスポーズ値設定
トラック
DA xx
キートランスポーズ値相対設定
トラック
DB xx
ディチューン
トラック
DC xx
音色選択
トラック
DD xx
Attack Rate 設定
トラック
DE xx
Decay Rate 設定
トラック
DF xx
Sustain Level 設定
トラック
E0 xx
Sustain Rate 設定
トラック
E1
ADSR 初期化
トラック
E2 xx
ループ開始位置
トラック
E3
繰り返し・ループ終了
トラック
E4
スラー開始
トラック
E5
スラー終了
トラック
E6
レガート開始
トラック
E7
レガート終了
トラック
E8 xx
音長(待機時間)設定
トラック
E9 xx
効果音再生1
EA xx
効果音再生2
EB
演奏終了
トラック ノイズクロックは全体
EC–EF, FD–FF
演奏終了2
トラック ノイズクロックは全体
F0 xx
音楽演奏速度基本値設定
全ての音楽トラック
F1 xx yy
音楽演奏速度基本値変化
全ての音楽トラック
F2 xx
エコーボリューム設定
全体
F3 xx yy
エコーボリューム変化
全体
F4 xx
音楽音量設定
全ての音楽トラック
F5 xx yy_zz
ループ内条件ジャンプ
トラック
F6 xx_yy
ジャンプ
トラック
F7 xx yy
エコーフィードバック 設定・変化
全体
F8 xx yy
FIR フィルタ係数 設定・変化(テーブル選択)
全体
FB
音楽音量設定 2
音楽トラック
FC xx_yy
条件ジャンプ
トラック

シーケンスコマンド

00–A7 キーオン トラック

D6D7D8 コマンドで設定されるオクターブ、このコマンドに対応した値、D9DA コマンドのトランスポーズ値と DBDC コマンドで設定される調整値でピッチを計算し、キーオンします。

コマンドに対応したティック数待機します。

EB コマンドで演奏終了、または次に処理する 00-C3 コマンドがタイ以外の場合は、コマンドに対応した数値 - 2 ティック後にキーオフします。

DSP Voice の Volume・Pitch 計算フラグがオンになります。

DSP Voice の Source Number・ADSR の値が設定されます。

C8 コマンドをキーオンと同時に使用しない場合は、1 回あたりのピッチ変化量の整数部分が 0 になります。

キーオン(音長は 10 進数 他は 16 進数)
音長1234.468.8121624324864
C000102030405060708090A0B0C0D
C#0E0F101112131415161718191A1B
D1C1D1E1F20212223242526272829
D#2A2B2C2D2E2F3031323334353637
E38393A3B3C3D3E3F404142434445
F464748494A4B4C4D4E4F50515253
F#5455565758595A5B5C5D5E5F6061
G62636465666768696A6B6C6D6E6F
G#707172737475767778797A7B7C7D
A7E7F808182838485868788898A8B
A#8C8D8E8F90919293949596979899
B9A9B9C9D9E9FA0A1A2A3A4A5A6A7
ティック数C060404830202418100C08060403

A8–B5 タイ トラック

コマンドに対応したティック数待機します。

EB コマンドで演奏終了、または次に処理する 00-C3 コマンドがタイ以外の場合は、コマンドに対応した数値 - 2 ティック後にキーオフします。

タイ(音長は 10 進数 他は 16 進数)
音長1234.468.8121624324864
タイA8A9AAABACADAEAFB0B1B2B3B4B5
ティック数C060404830202418100C08060403

B6–C3 休符 トラック

コマンドに対応したティック数待機します。

スラーレガートを解除します。

休符(音長は 10 進数 他は 16 進数)
音長1234.468.8121624324864
休符B6B7B8B9BABBBCBDBEBFC0C1C2C3
ティック数C060404830202418100C08060403

C4 音量設定(Volume) トラック

C4 xx
xx : 音量 ($00–$7F)

音量の値が xx に設定されます。

xx の最上位ビットは無視されます。

DSP Voice の Volume 計算フラグがオンになります。

C5 コマンドが解除されます。

C5 音量変化(Volume) トラック

C5 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : 音量 ($00–$7F)

音量が現在の値から yy まで X ティックで変化します。

yy の最上位ビットは無視されます。

トラック音量の値が前回の値と異なる場合、DSP Voice の Volume 計算フラグがオンになります。

処理時間
xxX
00
0 以外xx - 1

C6 パン設定 トラック

C6 xx
xx : パン ($00–$7F)
C6 xx
xx : パン (0x00 ~ 0x7F)

パンの値が xx * 2 に設定されます。

xx の最上位ビットは無視されます。

DSP Voice の Volume 計算フラグがオンになります。

C7 コマンドが解除されます。

$00 (左) – $80 (中央・モノラル) – $FF (右)

パンの音量倍率(パンはチャネル音量計算直前の値)

C7 パン変化 トラック

C7 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : パン ($00–$7F)

パンが現在の値から yy * 2 まで X ティックで変化します。

yy の最上位ビットは無視されます。

0x00 (左) - 0x80 (中央・モノラル) - 0xFF (右)

トラックのパン値が前回の値と異なる場合、DSP Voice の Volume 計算フラグがオンになります。

処理時間
xxX
00
0 以外xx - 1

C8 ピッチスライド トラック

C8 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : 音程変化 ($80–$7F)

xx ティックで現在の音程から yy (semitone) 変化します。

計算結果の下位 8 ビットの値 (符号なし) がピッチスライド終了時の音程の値になります。

ピッチスライドが終了する前に更にピッチスライドを実行すると、"2 回目の処理時間" で "現在の音程" から "1 回目の処理を始める直前の (ビブラートでの変化分を除く) 音程の値に 1 回目と 2 回目の音程変化の値を加算した値 (semiton)" まで変化します。

C9 ビブラート設定 トラック

C9 xx yy zz
xx : ディレイ ($00–$FF)
yy : 周期 ($00–$FF)
zz : 揺れ方と揺れの大きさ ($00–$FF)

キーオンまたはコマンド実行の X ティック後から、音程は約 4.875 ㎳ 毎に、音程計算に使用する値は約 4.875 × Y ㎳ 毎に変化し続けます。

zz の上位 2 ビットで揺れ方を、下位 6 ビットで揺れの大きさを設定します。

時間経過による揺れの大きさの倍率は 4 段階ありますが、xx が 0 の場合は最初から最大値で計算されます。zz の上位 2 ビットが 0b11 の場合は計算が zz の上位 1 ビットが 0 と同じ変化になります。

CA コマンド (または zz に 0 を指定) で解除されます。

ディレイ
xxX
00
0 以外xx - 1
周期 / 2
yyY
0256
0 以外yy
周期とピッチ変化 (p2 ≒ p1 × 2, p3 ≒ p1 × 3, p4 ≒ p1 × 4)
周期 / 2zz の上位 2 ビットの値
0b110b0?0b100b110b0?0b10
0± 0± 0± 0---
1+ p1+ p1- p1 + p4+ p4- p4
2- p1± 0± 0 ± 0± 0± 0
3+ p2+ p2- p2 + p4+ p4- p4
4- p2± 0± 0 ± 0± 0± 0
5+ p3+ p3- p3 + p4+ p4- p4
6- p3± 0± 0 ± 0± 0± 0
7+ p4+ p4- p4 + p4+ p4- p4
8- p4± 0± 0 ± 0± 0± 0
9+ p4+ p4- p4 + p4+ p4- p4
10- p4± 0± 0 ± 0± 0± 0
xx$01–$FF$00

CA ビブラート解除 トラック

CA

ビブラートを解除します。

CB トレモロ設定 トラック

D7 xx yy zz
xx : ディレイ ($00–$FF)
yy : 周期 ($00–$FF)
zz : 揺れ方と揺れの大きさ ($00–$FF)

キーオンまたはコマンド実行の X ティック後から、音量の倍率は約 4.875 ㎳ 毎に、音量の倍率計算に使用する値は約 4.875 × Y ㎳ 毎に変化し続けます。

DSP チャネルの Volume 計算時に C4C5 コマンドの音量とこのコマンドの音量の倍率の積を計算します。その計算結果は符号なし 7 ビットに収まる値 (127 を超える場合は 127) になります。

zz の上位 2 ビットで揺れ方を、下位 6 ビットで揺れの大きさを設定します。

時間経過による揺れの大きさの倍率は 4 段階ありますが、xx が 0 の場合は最初から最大値で計算されます。zz の上位 2 ビットが 0b11 の場合は計算が zz の上位 1 ビットが 0 と同じ変化になります。

キーオンまたはコマンド実行時に内部計算用のカウンタ値を初期化しますが、このコマンドではなく C9 コマンドの値を初期化してしまいます。通常使用ではディレイ後初回は不定、二回目以降は最小値で計算されるようになります。

CC コマンド (または zz に 0 を指定) で解除されます。

ディレイ
xxX
00
0 以外xx - 1
周期 / 2
yyY
0256
0 以外yy
周期と音量倍率変化量 (v2 ≒ v1 × 2, v3 ≒ v1 × 3, v4 ≒ v1 × 4)
周期 / 2zz の上位 2 ビットの値
0b110b0?0b100b110b0?0b10
0± 0± 0± 0---
1+ v1+ v1- v1 + v4+ v4- v4
2- v1± 0± 0 ± 0± 0± 0
3+ v2+ v2- v2 + v4+ v4- v4
4- v2± 0± 0 ± 0± 0± 0
5+ v3+ v3- v3 + v4+ v4- v4
6- v3± 0± 0 ± 0± 0± 0
7+ v4+ v4- v4 + v4+ v4- v4
8- v4± 0± 0 ± 0± 0± 0
9+ v4+ v4- v4 + v4+ v4- v4
10- v4± 0± 0 ± 0± 0± 0
xx$01–$FF$00

CC トレモロ解除 トラック

CC

トレモロを解除します。

CD オートパン設定 トラック

CD xx yy
xx : 周期 ($00–$FF)
yy : 揺れ方と揺れの大きさ ($80–$7F)

初回は約 4.875 × (X / 2) ㎳ で 0 → Y 、以降は約 9.75 × X ㎳ 周期で Y → -Y → Y とパン移動量が変化し続けます。

この値は DSP チャネルの Volume 計算時に、処理中のパンの値に加算されます。パンの計算結果は符号なし 8 ビットに収まる値 (0 未満は 0 、255 を超える場合は 255) になります。

yy で揺れ方 (Y の符号) と揺れの大きさ (Y の絶対値) を設定します。

CE コマンド (または yy に 0 を指定) で解除されます。

周期
xxX
02
奇数xx + 1
偶数xx
揺れ方と揺れの大きさ
yyY揺れ方揺れの大きさ
$80–$FF-(~yy)左 → 右 → 左~yy
$00–$7Fyy右 → 左 → 右 yy

CE オートパン解除 トラック

CE

オートパンを解除します。

CF ノイズクロック設定 全体

CF xx
xx : ノイズクロック ($00–$1F)

DSP に設定するノイズクロックの値を設定します (0–32kHz)。

音楽と効果音で異なる値を設定できます。

ノイズを使用した効果音が演奏状態であれば効果音の値、そうでない場合は音楽の値が自動的に DSP に設定されます。

xx の上位 3 ビットは無視されます。

D0 ノイズ オン トラック ノイズクロックは全体

D0

DC コマンドで設定した波形データの代わりにノイズを発声するようになります。

ループしない波形が設定されている場合はその長さの時間だけ発声します。

D1 ノイズ オフ トラック ノイズクロックは全体

D1

DC コマンドで設定した波形データを使用して発声するようになります。

D2 ピッチモジュレーション オン トラック

D2

ひとつ前のチャネルの DSP 内部の値 (OUTX) でピッチ変調をかけるようになります。

チャネル 1 (Voice 0) には変調がかかりません。

D3 ピッチモジュレーション オフ トラック

D3

ピッチ変調をかけなくなります。

D4 エコー オン トラック

D4

エコーがかかるようになります。

D5 エコー オフ トラック

D5

エコーがかからなくなります。

D6 オクターブ設定 トラック

D6 xx
xx : オクターブ ($00–$FF)

キーオン時のピッチ計算に使用されるオクターブの値が xx に設定されます。

D7 オクターブ + 1 トラック

D7

キーオン時のピッチ計算に使用されるオクターブの値が、現在の値 + 1 に設定されます。計算結果の下位 8 ビットの値が設定されます。

D8 オクターブ - 1 トラック

D8

キーオン時のピッチ計算に使用されるオクターブの値が、現在の値 - 1 に設定されます。計算結果の下位 8 ビットの値が設定されます。

D9 キートランスポーズ値設定 トラック

D9 xx
xx : トランスポーズ値 ($80–$7F)

キーオン時のピッチ計算に使用される音程の値を xx (Semitone) 変化させます。

DA キートランスポーズ値相対設定 トラック

DA xx
xx : トランスポーズ値変化 ($80–$7F)

トランスポーズ値が、現在の値 + xx に設定されます。計算結果の下位 8 ビットの値が設定されます。

DB ディチューン トラック

DB xx
xx : ピッチ微調整 ($80–$7F)

キーオン時に計算されるピッチの値を微調整することができます。

この値は DC コマンドのピッチ微調整に使用する値の一つに加算され、計算結果の下位 8 ビットが使用されます。

xx に 0 を指定で解除されます。

このコマンドの値のみがピッチ計算に使用される (DC コマンドの値でピッチ微調整を行わない) 場合、ピッチの値はこのコマンドを利用しない場合の値の約 0.5–1.5 倍になります。

DC 音色選択 トラック

DC xx
xx : 音色番号 ($00–$3F)

音色を選択します。

"キーオン時に DSP チャネルに設定する Source Number・ADSR(1·2) の値 と ピッチ微調整に使用する値二つ" が "トラックに" 設定されます。

設定された Attack Rate の値は、DD コマンドで上書き可能です。

設定された Decay Rate の値は、DE コマンドで上書き可能です。

設定された Sustain Level の値は、DF コマンドで上書き可能です。

設定された Sustain Rate の値は、E0 コマンドで上書き可能です。

設定されたピッチ微調整に使用する値の一つは、DB コマンドで調整可能です。

スラーとレガートを解除します。

DD Attack Rate 設定 トラック

DD xx
xx : Attack Rate ($00–$0F)

DSP に設定する Attack Rate の値が設定されます。

上位 4 ビットは無視されます。

DE Decay Rate 設定 トラック

DE xx
xx : Decay Rate ($00–$07)

DSP に設定する Decay Rate の値が設定されます。

上位 5 ビットは無視されます。

DF Sustain Level 設定 トラック

DF xx
xx : Sustain Level ($00–$07)

DSP に設定する Sustain Level の値が設定されます。

上位 5 ビットは無視されます。

E0 Sustain Rate 設定 トラック

E0 xx
xx : Sustain Rate ($00–$1F)

DSP に設定する Sustain Rate の値が設定されます。

上位 3 ビットは無視されます。

E1 ADSR 初期化 トラック

DDDEDFE0 コマンドで設定された値を DC コマンドで自動的に設定される値に戻します。

E2 ループ開始位置 トラック

E2 xx
xx : カウントダウンカウンタの初期値 ($00–$FF)

このコマンドと E3 コマンドでループ処理を行います。

1 トラックで同時に使用可能なループ処理の最大数は 4 です (5 以上は一番古いデータが上書きされます)。

ループ内の F5 コマンドのカウントアップカウンタの値を 1 に初期化します。

カウントダウンカウンタ
xx初期値ループ回数
$00, $FF0無限
$01–$FExx + 1最大で xx + 1 回

E3 繰り返し・ループ終了 トラック

E3

ループ内の F5 コマンドのカウントアップカウンタの値を 1 増やします。

E2 コマンドのカウンタ値が 0 の場合

最内ループ開始位置までジャンプします (無限ループ)。

E2 コマンドのカウンタ値が 1 以上の場合

カウンタ値が 1 減らされます。

計算結果が 1 以上の場合は、最内ループ開始位置までジャンプします。計算結果が 0 になる場合は、ループを抜けます。

E4 スラー開始 トラック

E4

既にキーオンされた状態で次の処理コマンドがキーオンの場合、直前のキーオフ処理とキーオン処理を実行せずピッチ変更のみを実行します。

レガートを解除します。

E5 コマンドで解除します。

DCE6 コマンド、休符で解除されます。

E5 スラー終了 トラック

E5

スラーを解除します。

E6 レガート開始 トラック

E6

既にキーオンされた状態で次の処理コマンドがキーオンの場合、直前のキーオフ処理を実行しなくなります。

スラーを解除します。

E7 コマンドで解除します。

DCE4 コマンド、休符で解除されます。

E7 レガート終了 トラック

E7

レガートを解除します。

E8 音長(待機時間)設定 トラック

E8 xx
xx : 音長 ($00–$FF)

xx が 0 以外の値の場合、次に実行するキーオンタイ休符コマンドの(更に次のコマンドを実行するまでの)待機時間が、コマンド対応した値ではなく xx ティックに設定されます。

xx が 2 以下であればキーオフせず、3 以上は通常のキーオンタイ休符コマンドと同じ設定になります。

EB 演奏終了 トラック ノイズクロックは全体

EB

演奏を終了します。

スラーレガートノイズピッチモジュレーションエコーが無効になります。

すべての効果音が無演奏状態になった場合、DSP のノイズクロックは音楽の値が設定されます。

EC–EF, FD–FF 演奏終了 2 トラック ノイズクロックは全体

EC, ED, EE, EF, FD, FE, FF

演奏を終了します。

スラーレガートノイズピッチモジュレーションエコーが無効になります。

すべての効果音が無演奏状態になった場合、DSP のノイズクロックは音楽の値が設定されます。

EB コマンドと違い、これらのコマンドは次のキーオンタイ・休符コマンドを探す処理で無視されます。

F0 音楽演奏速度基本値設定 全ての音楽トラック

F0 xx
xx : 演奏速度基本値 ($01–$FF)

音楽演奏速度の基本値が xx に設定されます。

ファンクション 84 で音楽演奏速度倍率を設定します。

速度が 0 になるとコマンド処理ができなくなります。

bpm = (1000 / 4.875) × (zz / 256) / 48 × 60 (処理が間に合わないことがあるため若干小さな値になります)

F1 音楽演奏速度基本値変化 全ての音楽トラック

F1 xx yy
xx : 処理時間 ($01–$FF)
yy : 演奏速度基本値 ($00–$FF)

音楽演奏速度の基本値が現在の値から yy まで X ティックで変化します。

速度が 0 になるとコマンド処理ができなくなります。

bpm = (1000 / 4.875) × (zz / 256) / 48 × 60 (処理が間に合わないことがあるため若干小さな値になります)

処理時間
xxX
00
0 以外xx - 1

F2 エコーボリューム設定 全体

F2 xx
xx : エコーボリューム ($80–$7E)

DSP に設定するエコーボリュームの値が xx SAR 1 に設定されます (xx の下位 1 ビットは無効です) 。

F3 エコーボリューム変化 全体

F3 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : エコーボリューム ($80–$7E)

DSP に設定するエコーボリュームが現在の値から yy SAR 1 まで X ティックで変化します (yy の下位 1 ビットは無効です) 。

処理時間
xxX
00
0 以外xx - 1

F4 音楽音量設定 全ての音楽トラック

F4 xx
xx : 音量 ($00–$FF)

音楽の音量計算に使用される倍率の値の一つが xx に設定されます。

F5 ループ内条件ジャンプ トラック

F5 xx yy zz
xx : カウントアップカウンタの値
zzyy : ジャンプ先

ループ内の F5 コマンドのカウントアップカウンタの値が xx の場合、zzyy に アドレス $0000 の 16 ビットの値を加算した結果の下位 16 ビットのアドレスへジャンプします。

ジャンプする場合 E2 コマンドのカウンタ値が 1 であればループを抜けるため、E3 コマンドは不要です。

効果音は使用できません。

F6 ジャンプ トラック

F6 xx yy
yyxx : ジャンプ先

yyxx に アドレス $0000 の 16 ビットの値を加算した結果の下位 16 ビットのアドレスへジャンプします。

F7 エコーフィードバック 設定・変化 全体

F7 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : エコーフィードバック ($80–$7F)
設定
xx : 処理時間 ($00, $01)

DSP に設定するエコーフィードバックが yy に設定されます。

変化
xx : 処理時間 ($02–$FF)

DSP に設定するエコーフィードバックが xx - 1 ティックで変化します。

DSP に設定するエコーフィードバックが現在の値から yy まで X ティックで変化します。

yy で DSP に設定するエコーフィードバックの値を設定します。

F8 FIR フィルタ係数 設定・変化(テーブル選択) 全体

F8 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : FIR フィルタ係数テーブル選択 ($00–$03)
設定
xx : 処理時間 ($00, $01)

DSP に設定する FIR フィルタ係数が yy に設定されます。

変化
xx : 処理時間 ($02–$FF)

DSP に設定する FIR フィルタ係数が xx - 1 ティックで変化します。

yy で DSP に設定する FIR フィルタ係数のテーブルを選択します。

yy の上位 6 ビットは無視されます。

FIR フィルタ係数(16進数)
yyエコーフィルタ
C0C1C2C3C4C5C6C7
007F00000000000000
010C212B2B13FEF3F9
0258BFDBF0FE070C0C
03343300D9E501FCEB

FB 音楽音量設定 2 音楽トラック

FB

音楽トラックの音量計算に使用される倍率の値の一つが、F4 コマンドの値ではなく 256 に設定されます。

効果音から設定すると、同じチャネルを使用する音楽トラックの音量が設定されます。

DC コマンドで解除されます。

FC 条件ジャンプ トラック

FC xx yy
yyxx : ジャンプ先

ファンクション 89 で設定される "内部データのトラックに対応したビット" が 1 の場合、yyxx に アドレス $0000 の 16 ビットの値を加算した結果の下位 16 ビットのアドレスへジャンプします。

ジャンプする場合、"内部データのトラックに対応したビット" は 0 になります。