- シーケンスコマンド一覧
- 00–A7
- キーオン
- トラック
- A8–B5
- タイ
- トラック
- B6–C3
- 休符
- トラック
- C4 xx
- 音量設定(Volume)
- トラック
- C5 xx yy
- 音量変化(Volume)
- トラック
- C6 xx
- パン設定
- トラック
- C7 xx yy
- パン変化
- トラック
- C8 xx yy
- ピッチスライド
- トラック
- C9 xx yy zz
- ビブラート設定
- トラック
- CA
- ビブラート解除
- トラック
- CB xx yy zz
- トレモロ設定
- トラック
- CC
- トレモロ解除
- トラック
- CD xx yy
- オートパン設定
- トラック
- CE
- オートパン解除
- トラック
- CF xx
- ノイズクロック設定
- 全体
- D0
- ノイズ オン
- トラック ノイズクロックは全体
- D1
- ノイズ オフ
- トラック ノイズクロックは全体
- D2
- ピッチモジュレーション オン
- トラック
- D3
- ピッチモジュレーション オフ
- トラック
- D4
- エコー オン
- トラック
- D5
- エコー オフ
- トラック
- D6 xx
- オクターブ設定
- トラック
- D7
- オクターブ + 1
- トラック
- D8
- オクターブ - 1
- トラック
- D9 xx
- キートランスポーズ値設定
- トラック
- DA xx
- キートランスポーズ値相対設定
- トラック
- DB xx
- ディチューン
- トラック
- DC xx
- 音色選択
- トラック
- DD xx
- Attack Rate 設定
- トラック
- DE xx
- Decay Rate 設定
- トラック
- DF xx
- Sustain Level 設定
- トラック
- E0 xx
- Sustain Rate 設定
- トラック
- E1
- ADSR 初期化
- トラック
- E2 xx
- ループ開始位置
- トラック
- E3
- 繰り返し・ループ終了
- トラック
- E4
- スラー開始
- トラック
- E5
- スラー終了
- トラック
- E6
- レガート開始
- トラック
- E7
- レガート終了
- トラック
- E8 xx
- 音長(待機時間)設定
- トラック
- E9 xx
- 効果音演奏 1
- EA
- 効果音演奏 2
- EB
- 演奏終了
- トラック ノイズクロックは全体
- EC–EF, FB–FF
- 演奏終了 2
- F0 xx
- 音楽演奏速度基本値設定
- 全ての音楽トラック
- F1 xx yy
- 音楽演奏速度基本値変化
- 全ての音楽トラック
- F2 xx
- エコーボリューム設定
- 全体
- F3 xx yy
- エコーボリューム変化
- 全体
- F4 xx yy
- エコーフィードバック設定・FIR フィルタ係数テーブル選択
- 全体
- F5 xx
- 音楽音量設定
- 全ての音楽トラック
- F6 xx yyyy
- ループ内条件ジャンプ
- トラック
- F7 xxxx
- ジャンプ
- トラック
- FA
- 音楽音量設定 2
- 全ての音楽トラック
シーケンスコマンド
00–A7キーオントラック
D6・D7・D8 コマンドで設定されるオクターブの値、このコマンドに対応した値と D9・DA コマンドのトランスポーズ値、DB・DC コマンドで設定される調整値でピッチを計算し、キーオンします。
コマンドに対応したティック数 (以下 T) 待機します。
T ティック後にキーオン・休符・演奏終了の何れかを処理する 場合は、T - 2 ティック後に自動キーオフ処理を実行します。
DSP チャネルの Volume・Pitch 計算フラグを設定します。
DSP チャネルの Source Number・ADSR(1·2) の値が設定されます。
C8 コマンドをキーオンと同時に使用しない場合は、ピッチ変化量が 0 になります。
音長 | 1 | 2 | 3 | 4. | 4 | 6 | 8. | 8 | 12 | 16 | 24 | 32 | 48 | 64 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C | 00 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 0A | 0B | 0C | 0D |
C# | 0E | 0F | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 1A | 1B |
D | 1C | 1D | 1E | 1F | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
D# | 2A | 2B | 2C | 2D | 2E | 2F | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 |
E | 38 | 39 | 3A | 3B | 3C | 3D | 3E | 3F | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 |
F | 46 | 47 | 48 | 49 | 4A | 4B | 4C | 4D | 4E | 4F | 50 | 51 | 52 | 53 |
F# | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 5A | 5B | 5C | 5D | 5E | 5F | 60 | 61 |
G | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 6A | 6B | 6C | 6D | 6E | 6F |
G# | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 7A | 7B | 7C | 7D |
A | 7E | 7F | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 8A | 8B |
A# | 8C | 8D | 8E | 8F | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 |
B | 9A | 9B | 9C | 9D | 9E | 9F | A0 | A1 | A2 | A3 | A4 | A5 | A6 | A7 |
ティック数 | C0 | 60 | 40 | 48 | 30 | 20 | 24 | 18 | 10 | 0C | 08 | 06 | 04 | 03 |
A8–B5 タイ トラック
コマンドに対応したティック数 (以下 T) 待機します。
T ティック後にキーオン・休符・演奏終了の何れかを処理する 場合は、T - 2 ティック後に自動キーオフ処理を実行します。
音長 | 1 | 2 | 3 | 4. | 4 | 6 | 8. | 8 | 12 | 16 | 24 | 32 | 48 | 64 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイ | A8 | A9 | AA | AB | AC | AD | AE | AF | B0 | B1 | B2 | B3 | B4 | B5 |
ティック数 | C0 | 60 | 40 | 48 | 30 | 20 | 24 | 18 | 10 | 0C | 08 | 06 | 04 | 03 |
B6–C3 休符 トラック
コマンドに対応したティック数待機します。
音長 | 1 | 2 | 3 | 4. | 4 | 6 | 8. | 8 | 12 | 16 | 24 | 32 | 48 | 64 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
休符 | B6 | B7 | B8 | B9 | BA | BB | BC | BD | BE | BF | C0 | C1 | C2 | C3 |
ティック数 | C0 | 60 | 40 | 48 | 30 | 20 | 24 | 18 | 10 | 0C | 08 | 06 | 04 | 03 |
C4 音量設定(Volume) トラック
C4 xx
xx : 音量 ($00–$FF)
C5 コマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
VC を U8(xx) に設定します。
DSP チャネルの Volume 計算フラグを設定しません。
C5 音量変化(Volume) トラック
C5 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : 音量 ($00–$FF)
このコマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
xx が 0 である 場合は、C4 yy を実行します。
U8(yy) が U8(VC) と等しい 場合は、処理を終了します。
トラック音量の値が U8(VC) から U8(yy) まで X ティックで変化します。
ティック毎の U8(VC) が U8(変化前の値) と異なる 場合は、DSP チャネルの Volume 計算フラグを設定します。
xx | X |
---|---|
0 | 0 |
0 以外 | U8(xx) - 1 |
C6 パン設定 トラック
C6 xx
xx : パン ($00–$FF)
C7 コマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
PaC を U8(xx) に設定します。
DSP チャネルの Volume 計算フラグを設定しません。
$00 (左) – $80 (中央・モノラル) – $FF (右)
C7 パン変化 トラック
C7 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : パン ($00–$FF)
このコマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
xx が 0 である 場合は、C6 yy を実行します。
U8(yy) が U8(PaC) と等しい 場合は、処理を終了します。
パンの値が U8(PaC) から U8(yy) まで X ティックで変化します。
ティック毎の U8(PaC) が U8(変化前の値) と異なる 場合は、DSP チャネルの Volume 計算フラグを設定します。
xx | X |
---|---|
0 | 0 |
0 以外 | xx - 1 |
C8ピッチスライドトラック
C8 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : 音程変化 ($80–$7F)
xx ティックで現在の音程から yy (semitone) 変化します。
計算結果の下位 8 ビットの値 (符号なし) がピッチスライド終了時の音程の値になります。
ピッチスライドが終了する前に更にピッチスライドを実行すると、"2 回目の処理時間" で "現在の音程" から "1 回目の処理を始める直前の (ビブラートでの変化分を除く) 音程の値に 1 回目と 2 回目の音程変化の値を加算した値 (semiton)" まで変化します。
C9 ビブラート設定 トラック
C9 xx yy zz
xx : ディレイ ($00–$FF)
yy : 周期 ($00–$FF)
zz : 揺れ方 及び 揺れの大きさ ($00–$FF)
キーオンまたはコマンド実行の xx ティック後から、約 4.5 × (yy + 1) ㎳ 毎に音程が変化し続けます。
zz の上位 2 ビットで揺れ方を、下位 6 ビットで揺れの大きさを設定します。
時間経過による揺れの大きさの倍率は 4 段階 (約 0.5, 1.0, 1.5, 2.0) ありますが、xx が 0 の場合は初回から約 2.0 倍の値で計算されます。
CA コマンド 又は zz に 0 を指定 で解除します。
処理回数 | zz の上位 2 ビットの値 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
0b11 | 0b01 | 0b?0 | 0b11 | 0b01 | 0b?0 | |
0 | ± 0 | ± 0 | ± 0 | - | - | - |
1 | + p1 | + p1 | - p1 | + p4 | + p4 | - p4 |
2 | - p1 | ± 0 | ± 0 | - p4 | ± 0 | ± 0 |
3 | + p2 | + p2 | - p2 | + p4 | + p4 | - p4 |
4 | - p2 | ± 0 | ± 0 | - p4 | ± 0 | ± 0 |
5 | + p3 | + p3 | - p3 | + p4 | + p4 | - p4 |
6 | - p3 | ± 0 | ± 0 | - p4 | ± 0 | ± 0 |
7 | + p4 | + p4 | - p4 | + p4 | + p4 | - p4 |
8 | - p4 | ± 0 | ± 0 | - p4 | ± 0 | ± 0 |
9 | + p4 | + p4 | - p4 | + p4 | + p4 | - p4 |
10 | - p4 | ± 0 | ± 0 | - p4 | ± 0 | ± 0 |
xx | $01–$FF | $00 |
CA ビブラート解除 トラック
CA
ビブラートを解除します。
CBトレモロ設定トラック
D7 xx yy zz
xx : ディレイ ($00–$FF)
yy : 周期 ($00–$FF)
zz : 揺れ方 及び 揺れの大きさ ($00–$FF)
キーオンまたはコマンド実行の xx ティック後から、約 4.5 × (yy + 1) ㎳ 毎に音量変化量の値が変化し続けます。
DSP チャネルの Volume 計算時に C4・C5 コマンドの音量とこのコマンドの音量の倍率の積を計算します。その計算結果は符号なし 8 ビットに収まる値 (255 を超える場合は 255) になります。
zz の上位 2 ビットで揺れ方を、下位 6 ビットで揺れの大きさを設定します (最大で v2 は約 50% になります) 。
時間経過による揺れの大きさの倍率は 4 段階 (約 0.5, 1.0, 1.5, 2.0) ありますが、xx が 0 の場合は初回から約 2.0 倍の値で計算されます。
CC コマンド 又は zz に 0 を指定 で解除します。
処理回数 | zz の上位 2 ビットの値 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
0b11 | 0b01 | 0b?0 | 0b11 | 0b01 | 0b?0 | |
0 | ± 0 | ± 0 | ± 0 | - | - | - |
1 | + v1 | + v1 | - v1 | + v4 | + v4 | - v4 |
2 | - v1 | ± 0 | ± 0 | - v4 | ± 0 | ± 0 |
3 | + v2 | + v2 | - v2 | + v4 | + v4 | - v4 |
4 | - v2 | ± 0 | ± 0 | - v4 | ± 0 | ± 0 |
5 | + v3 | + v3 | - v3 | + v4 | + v4 | - v4 |
6 | - v3 | ± 0 | ± 0 | - v4 | ± 0 | ± 0 |
7 | + v4 | + v4 | - v4 | + v4 | + v4 | - v4 |
8 | - v4 | ± 0 | ± 0 | - v4 | ± 0 | ± 0 |
9 | + v4 | + v4 | - v4 | + v4 | + v4 | - v4 |
10 | - v4 | ± 0 | ± 0 | - v4 | ± 0 | ± 0 |
xx | $01–$FF | $00 |
CCトレモロ解除トラック
CC
トレモロを解除します。
CDオートパン設定トラック
CD xx yy
xx : 周期 ($00–$FF)
yy : 揺れ方 及び 揺れの大きさ ($80–$7F)
初回は約 4.5 × (X / 2) ㎳ で 0 → Y 、以降は約 9 × X ㎳ 周期で Y → -Y → Y とパン移動量が変化し続けます。
この値は DSP チャネルの Volume 計算時に、処理中のパンの値に加算されます。パンの計算結果は符号なし 8 ビットに収まる値 (0 未満は 0 、255 を超える場合は 255) になります。
yy で揺れ方 (Y の符号) と揺れの大きさ (Y の絶対値) を設定します。
CE コマンド 又は yy に 0 を指定 で解除します。
xx | X |
---|---|
0 | 2 |
奇数 | xx + 1 |
偶数 | xx |
yy | Y | 揺れ方 | 揺れの大きさ |
---|---|---|---|
$80–$FF | -(~yy) | 左 → 右 → 左 | ~yy |
$00–$7F | yy | 右 → 左 → 右 | yy |
CE オートパン解除 トラック
CE
オートパンを解除します。
CFノイズクロック設定全体
CF xx
xx : ノイズクロック ($00–$1F)
DSP に設定するノイズクロックの値を設定します (0–32kHz)。
音楽と効果音で異なる値を設定できます。
ノイズを使用した効果音が演奏状態であれば効果音の値、そうでない場合は音楽の値が自動的に DSP に設定されます。
xx の上位 3 ビットは無視されます。
D0ノイズ オントラック ノイズクロックは全体
D0
DC コマンドで設定した波形データの代わりにノイズを発声するようになります。
ループが無効である波形が設定されている 場合は、その長さの時間発声します。
D1ノイズ オフトラック ノイズクロックは全体
D1
DC コマンドで設定した波形データを使用して発声するようになります。
D2 ピッチモジュレーション オン トラック
D2
一つ前のチャネルの DSP 内部の値 (OUTX) を用いてピッチ変調をかけるようになります。
音楽トラック 1 は効果がありません。
D3 ピッチモジュレーション オフ トラック
D3
ピッチ変調をかけなくなります。
D4 エコー オン トラック
D4
エコーがかかるようになります。
D5 エコー オフ トラック
D5
エコーがかからなくなります。
D6 オクターブ設定 トラック
D6 xx
xx : オクターブ ($00–$0F)
ノート番号計算に使用するオクターブの値を、U8(xx) に設定します。
D7 オクターブ + 1 トラック
D7
ノート番号計算に使用するオクターブの値を、U8(現在値 + 1) に設定します。
D8 オクターブ - 1 トラック
D8
ノート番号計算に使用するオクターブの値を、U8(現在値 - 1) に設定します。
D9 キートランスポーズ値設定 トラック
D9 xx
xx : トランスポーズ値 ($80–$7F)
ノート番号計算に使用するトランスポーズ値を、S8(xx) に設定します。
DA キートランスポーズ値相対設定 トラック
DA xx
xx : トランスポーズ値変化 ($80–$7F)
ノート番号計算に使用するトランスポーズ値を、S8(現在値 + S8(xx)) に設定します。
DB ディチューン トラック
DB xx
xx : ピッチ調整 ($80–$7F)
キーオン時に計算されるピッチの値を微調整することができます。
PITCH ≒ ⌊⌊ノート番号に対応したピッチ × (256 + S8(ピッチ調整値 1 + S8(xx))) ∕ 256⌋ × (65536 + U8(ピッチ調整値 2)) ∕ 65536⌋
xx に 0 を指定で解除します。
既定値は 0 です。
DC音色選択トラック
DC xx
xx : 音色番号 ($00–$3F)
音色を選択します。
"キーオン時に DSP チャネルに設定する Source Number・ADSR(1·2) の値 と ピッチ調整に使用する値二つ" が "トラックに" 設定されます。
Attack Rate の値は、DD コマンドで上書き可能です。
Decay Rate の値は、DE コマンドで上書き可能です。
Sustain Level の値は、DF コマンドで上書き可能です。
Sustain Rate の値は、E0 コマンドで上書き可能です。
ピッチ調整に使用する値の一つは、DB コマンドで調整可能です。
DD Attack Rate 設定 トラック
DD xx
xx : Attack Rate ($00–$0F)
"キーオン時に DSP チャネルに設定する Attack Rate の値" U4(xx) を "トラックに" 設定します。
DSP チャネルを使用中のトラックである 場合は、コマンド実行時に DSP チャネルの ADSR(1·2) の値が更新されます。
DC コマンドで音色に対応した値に初期化されます。
DE Decay Rate 設定 トラック
DE xx
xx : Decay Rate ($00–$07)
"キーオン時に DSP チャネルに設定する Decay Rate の値" U3(xx) を "トラックに" 設定します。
DSP チャネルを使用中のトラックである 場合は、コマンド実行時に DSP チャネルの ADSR(1·2) の値が更新されます。
DC コマンドで音色に対応した値に初期化されます。
DF Sustain Level 設定 トラック
DF xx
xx : Sustain Level ($00–$07)
"キーオン時に DSP チャネルに設定する Sustain Level の値" U3(xx) を "トラックに" 設定します。
DSP チャネルを使用中のトラックである 場合は、コマンド実行時に DSP チャネルの ADSR(1·2) の値が更新されます。
DC コマンドで音色に対応した値に初期化されます。
E0 Sustain Rate 設定 トラック
E0 xx
xx : Sustain Rate ($00–$1F)
"キーオン時に DSP チャネルに設定する Sustain Level の値" U5(xx) を "トラックに" 設定します。
DSP チャネルを使用中のトラックである 場合は、コマンド実行時に DSP チャネルの ADSR(1·2) の値が更新されます。
DC コマンドで音色に対応した値に初期化されます。
E1 ADSR 初期化 トラック
DD・DE・DF・E0 コマンドで設定された値を DC コマンドで自動的に設定される値に戻します。
DSP チャネルを使用中のトラックである 場合は、コマンド実行時に DSP チャネルの ADSR(1·2) の値が更新されます。
E2 ループ開始位置 トラック
E2 xx
xx : カウントダウンカウンタの初期値 ($00–$FF)
このコマンドと E3 コマンドでループ処理を行います。
最内ループのカウントダウンカウンタ値 (ループ上限回数) を X に設定します。
音楽トラックを処理する 場合は、最内ループの F6 コマンドのカウントアップカウンタ値 (コマンド処理回数) を 0 に初期化します。
ループ内で F6 コマンドを使用する 場合は、カウンタ値を調整する必要があります。
一つのトラックで同時に使用可能なループ処理の最大数は 4 です (5 以上は一番古いデータが最新のデータで上書きされます)。
xx | X | ループ上限回数 |
---|---|---|
$00, $FF | 0 | 無限 |
$01–$FE | U8(xx) + 1 | U8(xx) + 1 |
E3 繰り返し・ループ終了 トラック
E3
E2 コマンドのカウントダウンカウンタ値が 0 である場合
最内ループ開始位置へジャンプします (無限ループ)。
E2 コマンドのカウントダウンカウンタ値が 1 以上である場合
カウンタ値を U8(現在値 - 1) に設定します。
カウンタ値が 1 以上である 場合は、最内ループ開始位置へジャンプします。カウンタ値が 0 である 場合は、ループを抜けます。
E4 スラー開始 トラック
E4
既にキーオンされた状態で次の処理コマンドがキーオンの場合、直前のキーオフ処理とキーオン処理を実行せずピッチ変更のみを実行します。
レガートを解除します。
E5 コマンドで解除します。
E5 スラー終了 トラック
E5
スラーを解除します。
E6 レガート開始 トラック
E6
既にキーオンされた状態で次の処理コマンドがキーオンの場合、直前のキーオフ処理を実行しなくなります。
スラーを解除します。
E7 コマンドで解除します。
E7 レガート終了 トラック
E7
レガートを解除します。
E8 音長(待機時間)設定 トラック
E8 xx
xx : 音長 ($00–$FF)
xx が 0 以外である 場合は、以降に処理するキーオン・タイ・休符コマンドで待機するティック数を一度だけ U8(xx) に設定します。
U8(xx) が 2 以下である 場合は、時間経過による自動キーオフ処理を実行しません。
EB演奏終了トラック
EB
演奏を終了します。
スラー・レガート・ノイズ・ピッチモジュレーション・エコーが無効になります。
すべての効果音が無演奏状態になった場合、DSP のノイズクロックは音楽の値が設定されます。
EC–EF, FB–FF演奏終了 2トラック
EC, ED, EE, EF, FB, FC, FD, FE, FF
ノイズ・ピッチモジュレーション・エコーが無効になります
他の処理内容は EB コマンドと同じですが、これらのコマンドは次のキーオン・タイ・休符コマンドを探す処理で無視されます。
F0 音楽演奏速度基本値設定 全ての音楽トラック
F0 xx
xx : 演奏速度基本値 ($01–$FF)
F1 コマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
音楽演奏速度の基本値を U8(xx) に設定します。
ファンクション 86 で音楽演奏速度倍率を設定します。
BPM = (1000 ∕ 4.5) × (音楽演奏速度 ∕ 256) ∕ 48 × 60 処理が間に合わないことがあるため、若干小さな値になる可能性があります
演奏速度が 0 になるとコマンド処理ができなくなります。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。
F1 音楽演奏速度基本値変化 全ての音楽トラック
F1 xx yy
xx : 処理時間 ($01–$FF)
yy : 演奏速度基本値 ($01–$FF)
このコマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
xx が 0 である 場合は、F0 yy を実行します。
U8(yy) が U8(現在値) と等しい 場合は、処理を終了します。
音楽演奏速度の基本値が U8(現在値) から U8(yy) まで X ティックで変化します。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。
xx | X |
---|---|
0 | 0 |
0 以外 | U8(xx) - 1 |
F2 エコーボリューム設定 全体
F2 xx
xx : エコーボリューム ($00–$FE)
F3 コマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
DSP に設定するエコーボリュームの値を LSR8(xx, 1) に設定します。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。
F3 エコーボリューム変化 全体
F3 xx yy
xx : 処理時間 ($00–$FF)
yy : エコーボリューム ($00–$FE)
このコマンドで変化中である 場合は、変化処理を中断して実行します。
xx が 0 である 場合は、F2 yy を実行します。
LSR8(yy, 1) が U7(現在値) と等しい 場合は、処理を終了します。
DSP に設定するエコーボリュームの値が U7(現在値) から LSR8(yy, 1) まで X ティックで変化します。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。
xx | X |
---|---|
0 | 0 |
0 以外 | U8(xx) - 1 |
F4 エコーフィードバック設定・FIR フィルタ係数テーブル選択 全体
F4 xx yy
xx : エコーフィードバック ($80–$7F)
yy : FIR フィルタ係数テーブル選択 ($00–$03)
DSP に設定するエコーフィードバックの値を S8(xx) に設定します。
DSP に設定する FIR フィルタ係数のテーブルの番号を U2(yy) に設定します。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。
U2(yy) | FIR フィルタ係数 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C0 | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 | C6 | C7 | |
00 | 7F | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 |
01 | 0C | 21 | 2B | 2B | 13 | FE | F3 | F9 |
02 | 58 | BF | DB | F0 | FE | 07 | 0C | 0C |
03 | 34 | 33 | 00 | d9 | E5 | 01 | FC | EB |
F5 音楽音量設定 全ての音楽トラック
F5 xx
xx : 音量 ($00–$FF)
音楽の音量計算に使用される倍率の値の一つが U8(xx) に設定されます。
既定値は 255 です。
F6ループ内条件ジャンプトラック
F6 xx yyyy
xx : 処理回数
yyyy : ジャンプ先
U8(xx) が 最内ループで F6 コマンドを処理した回数 と等しい 場合は、アドレス U16(U16(yyyy) + R16($0000)) へジャンプします。
E2 コマンドのカウンタ値が 2 である 場合は、自動的に最内ループを抜けます。
ジャンプする場合
効果音は使用できません。処理をスキップします。
F7 ジャンプ トラック
F7 xxxx
xxxx : ジャンプ先
アドレス U16(U16(xxxx) + R16($0000)) へジャンプします。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。
FA 音楽音量設定 2 全ての音楽トラック
FA
チャネルの音量計算に使用される倍率の値の一つが、F5 コマンドの値の代わりに "2 の トラック番号 - 1 乗" に設定されます。
DC コマンドで解除されます。
効果音はこのコマンドを使用できません。処理をスキップします。